2010/06/19 18:26:44
前回の続きです

デジタルピアノを選ぶ際のポイントについて、お話します。
メーカーや価格が違うだけで、どれでも同じじゃないの??と思っておられる方

特に、お読みいただきたいです。
① 情報収集
まずは、メーカーのウェブサイト(ヤマハ、カワイ、ローランド、コルグ、カシオ)や楽器店の店頭、製品カタログなどで、確かな情報を出来るだけ集めましょう。
ただし、Webの掲示板サイトや、根拠の無いブランドイメージなどの不確かな情報にとらわれ過ぎないように、ご注意を

★ ローランド・デジタルピアノのサイトはこちら
★ ヤマハ・デジタルピアノのサイトはこちら
★ カワイ・デジタルピアノのサイトはこちら
熱心さが余って、ウェブやカタログの情報を取りすぎて混乱された場合


ただし、楽器店が特定メーカーの特約店の場合は、偏ったメーカーの製品を薦めます。
複数の楽器店、または複数のメーカーを取り扱う楽器店に足を運び、公平で正確な情報を取るようにしたいです。
ちなみに、音楽教室の先生は、ご指導や演奏についての見識は豊富にお持ちでも、楽器に関する知識はお持ちで無い場合が多いです。
鍵盤楽器は専門性の高い楽器であり、演奏者・指導者と、サービスマン(調律師)と、流通がそれぞれ役割分担をしている訳です

② 性能や価格を比較検討
複数のメーカーや機種を、実際に店頭で見比べて、弾き比べでみましょう。
量販店では、店内が賑やかですのでメーカーや機種による音の微妙な違いを聞き分けるのは難しいかも知れません

楽器店など試弾できる環境で比べるのが望ましいです。
弾けない場合は、店のスタッフにお願いして演奏してもらうと良いと思います。
③ 予算・機種を決める
だいたいの予算を決めて、購入希望の機種を絞っていきます。
デジタルピアノは、毎年機種が変わるわけではなく、設計されてから2年~3年は販売されます。
つまり、現行のカタログに載っている製品でも、古いものだと3年前の設計ということになります

音質やタッチ、コンパクトさ、軽量さ、多機能・・・
家電製品と同じく、同じ予算でも設計年度の新しい機種ほど、性能や機能の面でメリットが多いですので、店のスタッフに確認し、設計年度の新しい製品を選んだほうが良いでしょう。
量販店モデルの場合、習い始めの小さな子どもには良いかも知れませんが、アコースティックピアノとの音やタッチのギャップが激しいものが多く、結局は数年で買換えとなる事例も・・・
ウチのショールームには、そのようなお客さんが結構いらっしゃいます。
④ 購入
購入窓口を決めます。
Web業者さんの場合、メーカー正規特約店ではない業者さんが多く出品されていますので、価格比較だけで決めてしまうと満足なアフターサービスやサポートが受けられない可能性があったり、荷ズレ品・長期在庫品が混入している場合があるようですので、注意が必要です

無店舗営業のWeb業者さんや他地方業者さんの催事も・・・・



皆さまが、良い楽器にめぐり合われますように・・・

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