2010/06/26 19:33:14
梅雨ですね・・・
ジメジメして、うっとうしい毎日が続きます。
湿度が上がり過ごしにくい季節・・・実は、ピアノにとって良くない季節なのです
以前こちらのブログ記事でもご紹介しましたが、ピアノの故障原因の多くは湿気によるものであり、湿気はピアノの大敵なのです

ピアノの部品の多くに、木材が採用されています。
木材は、湿気が多くなると膨張し、乾燥すると収縮する性質を持っています。
ピアノの内部部品には、木材部品が精巧にかみ合わさっている箇所が多いですので、湿気によるほんの少しの寸法変化で、動作不良を起こしてしまう箇所がいくつもあります。
湿度が高い状態が続きますと、鍵盤が下がったまま戻らない、鍵盤を押しても音が出ないなど、鍵盤やアクション(鍵盤の動きを弦に伝えるしくみ)の動作不良を引き起こしてしまいます
また、湿度が高い状態が続くと、ハンマー(弦を叩く部品)などフェルト材が痛んでしまったり、ピアノのハコそのものの音響が悪くなったりしますので、響きがこもってしまったり、あるいはキンキンに硬くなったりしますし、響きそのものがヌケの良くない音になり、タッチのキレが悪くなってしまいます
とにかく、湿度が80%を超えた場合は、要注意
エアコンや除湿機などで、雰囲気の湿度を下げる工夫をしていただくと良いです
また、湿度が適当(40%~70%)な晴天の日には、窓とピアノの上面のフタ、鍵盤のフタを開けて、ピアノ内部の空気の入れ替えをしてみると良いです
ただこれは、しょっちゅう開けたままですとホコリが入り込んでしまいますので、せいぜい月に数回、数時間程度で結構です
もちろん、雨の日はなるべく窓を開けないようにした方が良いです
あと、夏場のエアコンのご使用ですが、急激に室温を下げるとピアノの内面で結露が発生し(冬場の暖房で窓ガラスに水滴が発生するのと同じです)、これも良くありません
ですので、ピアノの部屋でエアコンを使用する際は、徐々に、段階的に設定温度を下げるようにクセをつけていただくと良いと思います
日常の心がけで、ピアノの寿命やコンディションは大きく変わってしまうものです。
湿気の多い時期・・・ピアノのこと、ちょっと気にしてみて下さい

ジメジメして、うっとうしい毎日が続きます。
湿度が上がり過ごしにくい季節・・・実は、ピアノにとって良くない季節なのです

以前こちらのブログ記事でもご紹介しましたが、ピアノの故障原因の多くは湿気によるものであり、湿気はピアノの大敵なのです


ピアノの部品の多くに、木材が採用されています。
木材は、湿気が多くなると膨張し、乾燥すると収縮する性質を持っています。
ピアノの内部部品には、木材部品が精巧にかみ合わさっている箇所が多いですので、湿気によるほんの少しの寸法変化で、動作不良を起こしてしまう箇所がいくつもあります。
湿度が高い状態が続きますと、鍵盤が下がったまま戻らない、鍵盤を押しても音が出ないなど、鍵盤やアクション(鍵盤の動きを弦に伝えるしくみ)の動作不良を引き起こしてしまいます

また、湿度が高い状態が続くと、ハンマー(弦を叩く部品)などフェルト材が痛んでしまったり、ピアノのハコそのものの音響が悪くなったりしますので、響きがこもってしまったり、あるいはキンキンに硬くなったりしますし、響きそのものがヌケの良くない音になり、タッチのキレが悪くなってしまいます

とにかく、湿度が80%を超えた場合は、要注意

エアコンや除湿機などで、雰囲気の湿度を下げる工夫をしていただくと良いです

また、湿度が適当(40%~70%)な晴天の日には、窓とピアノの上面のフタ、鍵盤のフタを開けて、ピアノ内部の空気の入れ替えをしてみると良いです

ただこれは、しょっちゅう開けたままですとホコリが入り込んでしまいますので、せいぜい月に数回、数時間程度で結構です

もちろん、雨の日はなるべく窓を開けないようにした方が良いです

あと、夏場のエアコンのご使用ですが、急激に室温を下げるとピアノの内面で結露が発生し(冬場の暖房で窓ガラスに水滴が発生するのと同じです)、これも良くありません

ですので、ピアノの部屋でエアコンを使用する際は、徐々に、段階的に設定温度を下げるようにクセをつけていただくと良いと思います

日常の心がけで、ピアノの寿命やコンディションは大きく変わってしまうものです。
湿気の多い時期・・・ピアノのこと、ちょっと気にしてみて下さい

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