2010/07/14 19:06:56
7月も半ばですね
沼津もまだまだ梅雨の真っ最中で、ジメジメした毎日が続いております
今日は、良いピアノを選ぶ為のポイントについて、お話をしたいと思います
まずは、“良いピアノ”の条件について、考えてみます。
① 楽器としての性能が高い
何をさておき、ピアノは楽器です。
サウンド(音質)や弾き心地(タッチ)において、納得ができるピアノを選ばなければなりません。
ただし、良いと思う音質やタッチは人によって異なりますので、判断するには出来るだけ多くのピアノを弾いて音を聴き、比較検討してみると良いと思います。
② 演奏者との相性が良い
どんな楽器でも、演奏者との間に相性があります。
ピアノも例外ではなく、お子様であっても相性があるのです。
むしろ、お子様の方が大人よりも音に対する感覚が鋭く、ウチのショールームにご来店いただいたお客様でも、2台以上弾いていただくと、どちらの音の方が良いかはお子様の方が判断できる場合が多いです。
ただし、初級のお子様の場合、タッチの軽い鍵盤を選びがちですので、楽器店の店員さんなどとご相談いただき、将来の成長も考えながら選ぶと良いと思います。
③ 財産としての愛着を持てる
ブランドやデザインなど、家族で愛着を持てるピアノ、ということです。
演奏する本人だけでなく、家族で愛着を持って付き合っていけるピアノかどうかで、ピアノを所有する満足感も断然違ってきます。
そのモデルの特徴、メーカーのポリシーや歴史など、いろいろ調べてみますと更に愛着は増すものです。
では次に、ピアノ選びの手順について、アドバイスしたいと思います。
① 情報収集
まずは、情報収集です。
ウェブサイトや楽器店の店頭などで、情報を取ってみましょう。
ウェブサイトは、メーカーや楽器店のウェブサイトで、現在流通しているピアノを調べてみてください。
ただし、私設サイトの情報や掲示板の書き込みは、投稿者が意図した、故意に偏った情報が多いですので、あまり信用しないほうが良いかも知れません。
また、楽器店の店頭でカタログを集めたり、店員さんから情報を聞いてみてください。
教室の先生や調律師さんから情報を取られる場合、それぞれ取引関係のあるメーカーに偏ってピアノをお薦めになられますので、そういう前提でお聞きになってください。
② 商品を見る
次は、商品選びとお店選びです。
ピアノは専門性の高い楽器であり、ピアノの先生や演奏家であっても公平な判断が難しい楽器です。
良いピアノを選ぶ為には、まずは公平で専門的な目線で適切なアドバイスをしてくれる販売窓口が不可欠です。
また、ピアノは購入してからのお付き合いが非常に長いため、メンテナンス(調律)や保証の内容が充実しているかどうかも重要です。
ピアノは、調律の技術レベルによって、寿命やコンディションが上がることもあれば、下がってしまうこともあります。
そのピアノに合わない調律が繰り返されてしまい、もとの個性を完全に変えられてしまっているピアノも多く見受けられます。
ですので、“ピアノを選ぶ”と同時に“店を選ぶ”意識を持つことも必要です。
楽器店に足を運ばれる際は、一店舗だけで簡単に決めてしまわずに、必ず複数の楽器店に足を運び、少しでも多くのメーカー、機種を実際に見て、弾いてみてください。
比べてみれば、音やタッチ、デザインの好みは自ずと判断できるものです。
弾けない方でも、店のスタッフにデモンストレーションをお願いすれば、ピアノの音色は耳で確認できます。
ただし、楽器店さんが特定メーカーの特約店さん、直営店さんの場合、自社ブランドの商品を斡旋し(当たり前ですが)それ以外のメーカーや販売店の偏った反対広告をされるケースもありますので(同業者として、何とも嘆かわしいです
)、そういう前提で足を運んでみてください。
③ 機種と予算を決める
購入する機種を決めて、いよいよ販売窓口に条件交渉です。
ご自宅への納入のための運賃も楽器店によってさまざまですので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
前述の通り、購入後のアフターサービスや調律についても(保障期間や調律料金、内容など)必ず確認しておいてください。
下取り品をお持ちの場合(お持ちのピアノから買い換える場合)、査定基準も楽器店によってさまざまですので確認が必要です。
次回は、ピアノ選びのタブーについて、お話しします。

沼津もまだまだ梅雨の真っ最中で、ジメジメした毎日が続いております

今日は、良いピアノを選ぶ為のポイントについて、お話をしたいと思います

まずは、“良いピアノ”の条件について、考えてみます。
① 楽器としての性能が高い
何をさておき、ピアノは楽器です。
サウンド(音質)や弾き心地(タッチ)において、納得ができるピアノを選ばなければなりません。
ただし、良いと思う音質やタッチは人によって異なりますので、判断するには出来るだけ多くのピアノを弾いて音を聴き、比較検討してみると良いと思います。
② 演奏者との相性が良い
どんな楽器でも、演奏者との間に相性があります。
ピアノも例外ではなく、お子様であっても相性があるのです。
むしろ、お子様の方が大人よりも音に対する感覚が鋭く、ウチのショールームにご来店いただいたお客様でも、2台以上弾いていただくと、どちらの音の方が良いかはお子様の方が判断できる場合が多いです。
ただし、初級のお子様の場合、タッチの軽い鍵盤を選びがちですので、楽器店の店員さんなどとご相談いただき、将来の成長も考えながら選ぶと良いと思います。
③ 財産としての愛着を持てる
ブランドやデザインなど、家族で愛着を持てるピアノ、ということです。
演奏する本人だけでなく、家族で愛着を持って付き合っていけるピアノかどうかで、ピアノを所有する満足感も断然違ってきます。
そのモデルの特徴、メーカーのポリシーや歴史など、いろいろ調べてみますと更に愛着は増すものです。
では次に、ピアノ選びの手順について、アドバイスしたいと思います。
① 情報収集
まずは、情報収集です。
ウェブサイトや楽器店の店頭などで、情報を取ってみましょう。
ウェブサイトは、メーカーや楽器店のウェブサイトで、現在流通しているピアノを調べてみてください。
ただし、私設サイトの情報や掲示板の書き込みは、投稿者が意図した、故意に偏った情報が多いですので、あまり信用しないほうが良いかも知れません。
また、楽器店の店頭でカタログを集めたり、店員さんから情報を聞いてみてください。
教室の先生や調律師さんから情報を取られる場合、それぞれ取引関係のあるメーカーに偏ってピアノをお薦めになられますので、そういう前提でお聞きになってください。
② 商品を見る
次は、商品選びとお店選びです。
ピアノは専門性の高い楽器であり、ピアノの先生や演奏家であっても公平な判断が難しい楽器です。
良いピアノを選ぶ為には、まずは公平で専門的な目線で適切なアドバイスをしてくれる販売窓口が不可欠です。
また、ピアノは購入してからのお付き合いが非常に長いため、メンテナンス(調律)や保証の内容が充実しているかどうかも重要です。
ピアノは、調律の技術レベルによって、寿命やコンディションが上がることもあれば、下がってしまうこともあります。
そのピアノに合わない調律が繰り返されてしまい、もとの個性を完全に変えられてしまっているピアノも多く見受けられます。
ですので、“ピアノを選ぶ”と同時に“店を選ぶ”意識を持つことも必要です。
楽器店に足を運ばれる際は、一店舗だけで簡単に決めてしまわずに、必ず複数の楽器店に足を運び、少しでも多くのメーカー、機種を実際に見て、弾いてみてください。
比べてみれば、音やタッチ、デザインの好みは自ずと判断できるものです。
弾けない方でも、店のスタッフにデモンストレーションをお願いすれば、ピアノの音色は耳で確認できます。
ただし、楽器店さんが特定メーカーの特約店さん、直営店さんの場合、自社ブランドの商品を斡旋し(当たり前ですが)それ以外のメーカーや販売店の偏った反対広告をされるケースもありますので(同業者として、何とも嘆かわしいです

③ 機種と予算を決める
購入する機種を決めて、いよいよ販売窓口に条件交渉です。
ご自宅への納入のための運賃も楽器店によってさまざまですので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
前述の通り、購入後のアフターサービスや調律についても(保障期間や調律料金、内容など)必ず確認しておいてください。
下取り品をお持ちの場合(お持ちのピアノから買い換える場合)、査定基準も楽器店によってさまざまですので確認が必要です。
次回は、ピアノ選びのタブーについて、お話しします。
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