2010/07/18 18:11:17
沼津も昨日で梅雨明けし、今日は突き抜けるような青空です
沼津には多くの海水浴場がありますが、どこも人で賑わっているんだと思います
さて、今日は前回の続きよりお話しします。
ピアノ選びのタブーについて。
これは、なるべく避けて欲しいです
● ブランドイメージで選ぶ
国内の人件費や材料費の高騰から、現在では国産有名メーカーであっても海外生産を余儀なくされており、有名メーカーのカタログやウェブサイトに掲載されているピアノであっても、予算と性能がつりあわないピアノが多いのが現状です。
馴染みのあるメーカーであるからといって、一概に良いピアノとは限りませんので、根拠の無いブランドイメージでピアノを選ぶのはタブーです。
● 先生や調律師のアドバイスを過信する
日本のピアノ産業は、音楽教室の先生や調律師さんによる斡旋によって成長したといっても過言ではないほど、メーカー主導のもと先生や調律師によって拡大してきた業界で、現在も然りです。
メーカーの音楽教室に所属される先生や調律師さんは、自社ブランドには精通しておられても、自社ブランドを斡旋しなければならない立場上、他メーカーや他店との公平な比較やアドバイスは、無理な相談です。
第一、たまたま入会した音楽教室を運営するメーカーのピアノを、先生や調律師さんが判を押したように斡旋する業界のシステムには、断固反対
ピアノは教材ではなく楽器であり、楽器は演奏者の分身であり、オーナーが嗜好をもって決め、愛奏する文化財産です。
演奏する人に個性があるように、ピアノにもそれぞれの個性があります。
それぞれの相性をプロの目線で公平に、適切に判断し、アドバイスを加えることが楽器提供者の責務であり、売り手優先の業界のしくみによって顧客満足が削がれている現状に問題がある、と言いたいです。
● 実際に見ずに弾かずに購入する
ピアノは、外観や響き、弾き心地を確認してから購入するのが原則です。
カタログやウェブサイトでは、提供者による、そのピアノのPRポイントしか記載されていませんし、音色やタッチを確認するのは不可能です。
● ウェブサイトで購入する
ピアノという知的財産をウェブサイトで購入するのは、家屋や中古車をウェブサイトで購入する感覚に等しいです。
価格比較だけで購入してしまうと、必ず後悔してしまうのがピアノ。
調整不十分であったり(新品のピアノでも、出荷の際に然るべき調整が必要です)、アフターサービスやメンテナンスが相応に受けられなかったり、もともと正しく流通している商品ではなかったり・・・
他地方の業者さんは、表面上はアフターサービスを保証されていても、実際問題、満足なアフターサービスを実施するのは不可能です。
結局は、人脈のある調律師さんへその後のアフターサービスを“丸投げ”されて、あとは個人経営同然の調律師さん任せ・・・というのが現状。
● オークションや新聞紙面の「売ります・譲ります」のピアノ
ネットオークションに出品されるピアノには、店頭の売れ残りや長期在庫品、B級品が見受けられます。
値引きには、必ず相応の理由があるものです。ご面倒でも、ピアノの状態を実際に確認した上での入札をお薦めします。
また、個人売買の場合も、然るべき調整がなされまいままの「現状渡し」で譲り受ける場合がほとんどであり、その後の修理コストを考えると・・・となります。
とまあ、いろいろ書かせていただきました。
これからピアノの購入をご検討される皆さまに、少しでもご参考いただければ幸いです
見苦しい文面、最後までお読みいただき有難うございました

沼津には多くの海水浴場がありますが、どこも人で賑わっているんだと思います

さて、今日は前回の続きよりお話しします。
ピアノ選びのタブーについて。
これは、なるべく避けて欲しいです

● ブランドイメージで選ぶ
国内の人件費や材料費の高騰から、現在では国産有名メーカーであっても海外生産を余儀なくされており、有名メーカーのカタログやウェブサイトに掲載されているピアノであっても、予算と性能がつりあわないピアノが多いのが現状です。
馴染みのあるメーカーであるからといって、一概に良いピアノとは限りませんので、根拠の無いブランドイメージでピアノを選ぶのはタブーです。
● 先生や調律師のアドバイスを過信する
日本のピアノ産業は、音楽教室の先生や調律師さんによる斡旋によって成長したといっても過言ではないほど、メーカー主導のもと先生や調律師によって拡大してきた業界で、現在も然りです。
メーカーの音楽教室に所属される先生や調律師さんは、自社ブランドには精通しておられても、自社ブランドを斡旋しなければならない立場上、他メーカーや他店との公平な比較やアドバイスは、無理な相談です。
第一、たまたま入会した音楽教室を運営するメーカーのピアノを、先生や調律師さんが判を押したように斡旋する業界のシステムには、断固反対

ピアノは教材ではなく楽器であり、楽器は演奏者の分身であり、オーナーが嗜好をもって決め、愛奏する文化財産です。
演奏する人に個性があるように、ピアノにもそれぞれの個性があります。
それぞれの相性をプロの目線で公平に、適切に判断し、アドバイスを加えることが楽器提供者の責務であり、売り手優先の業界のしくみによって顧客満足が削がれている現状に問題がある、と言いたいです。
● 実際に見ずに弾かずに購入する
ピアノは、外観や響き、弾き心地を確認してから購入するのが原則です。
カタログやウェブサイトでは、提供者による、そのピアノのPRポイントしか記載されていませんし、音色やタッチを確認するのは不可能です。
● ウェブサイトで購入する
ピアノという知的財産をウェブサイトで購入するのは、家屋や中古車をウェブサイトで購入する感覚に等しいです。
価格比較だけで購入してしまうと、必ず後悔してしまうのがピアノ。
調整不十分であったり(新品のピアノでも、出荷の際に然るべき調整が必要です)、アフターサービスやメンテナンスが相応に受けられなかったり、もともと正しく流通している商品ではなかったり・・・
他地方の業者さんは、表面上はアフターサービスを保証されていても、実際問題、満足なアフターサービスを実施するのは不可能です。
結局は、人脈のある調律師さんへその後のアフターサービスを“丸投げ”されて、あとは個人経営同然の調律師さん任せ・・・というのが現状。
● オークションや新聞紙面の「売ります・譲ります」のピアノ
ネットオークションに出品されるピアノには、店頭の売れ残りや長期在庫品、B級品が見受けられます。
値引きには、必ず相応の理由があるものです。ご面倒でも、ピアノの状態を実際に確認した上での入札をお薦めします。
また、個人売買の場合も、然るべき調整がなされまいままの「現状渡し」で譲り受ける場合がほとんどであり、その後の修理コストを考えると・・・となります。
とまあ、いろいろ書かせていただきました。
これからピアノの購入をご検討される皆さまに、少しでもご参考いただければ幸いです

見苦しい文面、最後までお読みいただき有難うございました

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