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今年の沼津の冬は、例年に比べ寒い日が多いです。
寒いのがニガテな自分としましては、春の訪れが切に待ち遠しいこの頃です。

今回は、リニューアルピアノのお話。(FMボイスキュー『音楽のある暮らし』1/23放送分より抜粋)

『リニューアルピアノ』とは、要するに「新品ではない中古のピアノ」なんですが、メーカーや修理業者によって一定の品質基準に基づき修理・調整されたピアノを言います。

元のオーナーから引き取った現状で再販するのではなく、何がしかの修理や調整が施されて再販されるピアノです。
修理や調整の度合い、技術レベルは業者によってさまざまですが、品質が安定しており製品保証も備わっている場合が多い為、商品や購入先の見極めさえ間違わなければ、購入者側にとってのリスクは少ないピアノです。

ウチのようなピアノ専門店の場合は、買取(仕入れ)から修理・調整を社内で実施し、間接経費(外注加工費)を削減しながら品質を追求することで、商品価値をどんどん上げていく訳です。



<ピアノショップ沼津ショールームのリニューアルピアノ>


リニューアルピアノの魅力は、まず何といっても安価であること。

20万円前後から安心して演奏できるピアノがあり、新品のピアノと比較して半額程度の予算で手に入れることが出来ます。
ただ、新品のピアノでも、地方業者さんがwebや催事でアジア(主に中国)製のピアノで極端な値引きをして販売されている商品もありますが、これは国産の中古品より寿命や品質が保証できないものが多いのが実情ですので、ご注意!!です。


価格のことを言うなら、デジタルピアノのほうがもっと安い、ということになりますが・・・

デジタルピアノも、テクノロジーの進化とともにピアノの代用品としてかなり違和感のないものになりましたが、20万円くらいまでの普及価格帯のものは、ピアノと比較すると音質もタッチ(弾き心地)もまだまだ違いが歴然としているのが現状です。

この違いは、ピアノ教室に習って間もない子どもでも分かります。
上達やその後のピアノや音楽との長いお付き合いを期待するのであれば、結局はピアノ(アコースティックピアノ)が圧倒的に有利であるのは事実。

ただ、社宅や賃貸マンションの場合は規約によってピアノの持込が規制されている場合があり、デジタルピアノなら許可される場合が多いです。
ピアノの持込ができない環境でピアノの演奏が楽しめる、といった点ではデジタルピアノは意義のある楽器であると思います。

近年ではデジタルピアノも多機能化し、webでダウンロードした音楽データを伴奏にして演奏したり、自分の好みにあわせて音色を擬似的にカスタマイズしたり、デジタルピアノならではの楽しみ方が広がってきています。
このお話は、また改めてアップしたいと思います。


ですので、一戸建てや分譲マンションにお住まいの場合は、設置スペース(タタミ一畳より狭いスペースです)を確保したうえで、ピアノ(アコースティックピアノ)を手に入れるのがベターなんです。

音の対策は、ピアノを設置する向きや部屋、また簡易的な対策で解消される場合が以外に多いです。


次に、リニューアルピアノには音質やタッチが良いものが多い、ということ。

現在製造されているピアノよりも、良質の材料が使用され、純国産品であった(ライン作業は熟練の技術者により作業されていた)ため、響きや弾き心地が良いピアノが多いのです。
これは、再販する販売店の修理・調整のレベルやモラルに拠るところが大きいのですが・・・


良いリニューアルピアノを手に入れる原則は、店と商品を“比較する”ということです。

少なくとも2つ以上の楽器店に足を運び、店の雰囲気や応対、商品を比較検討すれば、おのずとどちらが良いかは判断できます。

選び方については、お時間のある方はぜひこちらをお読み下さい。
↓ ↓ ↓

中古ピアノ(リニューアルピアノ)の選び方①
http://pianoshop.blog.shinobi.jp/Entry/45/

中古ピアノ(リニューアルピアノ)の選び方②
http://pianoshop.blog.shinobi.jp/Entry/46/


次回は、リニューアルピアノの注意点についてお話します。


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