2007/12/11 19:33:53
先月、とても悲しい知らせがありました。
世界3大名器のひとつ、オーストリアの名門“ベーゼンドルファー”が日本のヤマハに事実上買収されたというニュース。以前から噂みたいなものはありましたが、一般公表される前日に突然耳に入ってきました。
業界の内部事情は、ここでは伏せるとしまして・・・ベーゼンドルファーのいち愛好家としてコメントします。
ベーゼンドルファーは、独特の個性を持った紛れもなく名器です。“至高のピアニッシモ”とうたわれた表現力豊かな高音部。ピアノ全体を響鳴させて造り出す、ふくよかな中・低音部。
現代の主流を占めるピアノには無い、“ウィンナートーン”といわれた独特の個性を持ったピアノです。
オーストリア政府は、なぜ国の文化的財産として擁護しなかったのか。
一流のマイナーであっても、メジャーに駆逐されるのが世の常ではありますが・・・世界に誇る一流品であっても、文化的財産として歴史を歩んできた名器であっても、それが当てはまる事実。ショックでした。
いつの日か、“ベーゼンドルファー”ブランドのピアノが再び生産されることを、切に願います。
世界3大名器のひとつ、オーストリアの名門“ベーゼンドルファー”が日本のヤマハに事実上買収されたというニュース。以前から噂みたいなものはありましたが、一般公表される前日に突然耳に入ってきました。
業界の内部事情は、ここでは伏せるとしまして・・・ベーゼンドルファーのいち愛好家としてコメントします。
ベーゼンドルファーは、独特の個性を持った紛れもなく名器です。“至高のピアニッシモ”とうたわれた表現力豊かな高音部。ピアノ全体を響鳴させて造り出す、ふくよかな中・低音部。
現代の主流を占めるピアノには無い、“ウィンナートーン”といわれた独特の個性を持ったピアノです。
オーストリア政府は、なぜ国の文化的財産として擁護しなかったのか。
一流のマイナーであっても、メジャーに駆逐されるのが世の常ではありますが・・・世界に誇る一流品であっても、文化的財産として歴史を歩んできた名器であっても、それが当てはまる事実。ショックでした。
いつの日か、“ベーゼンドルファー”ブランドのピアノが再び生産されることを、切に願います。
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