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<第2話 産業革命を経て進化>


1709年に発明された“音の強弱がつく大型チェンバロ”=ピアノですが、音量が小さくて音域も狭く、連続打鍵が非常に難しいなど、当時の作曲家や演奏家の要望に応えられるものではありませんでした。

バロック期には、晩年のバッハが国王の前でピアノを演奏した史実が残っている程度で、ピアノが公の場で演奏された記録は殆ど残っていないようです。

古典派の時代になり産業革命を経て、ピアノはようやく市民階級に普及していきます。演奏様式もサロンでの小規模なものからホールでの大規模なものに変わり、音域や音量にさまざまな改良が加えられていきます。

モーツァルトやベートーヴェンがピアノで作曲や演奏を始めるなど、しだいに作曲家や演奏家に受け入れるようになったピアノは、19世紀ロマン派の時代、ショパンやリストの時代になって、いよいよ完成に近づいていきます。


1814年ブロードウッド製ピアノ
ベートーヴェンが晩年愛用したものと同型

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