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春分を迎え、沼津でも春の暖かな日差しが心地よい季節となりました。

さて、今日は地元FM局「エフエムみしま・かんなみ(FMボイス・キュー 77.7MHz)」さんの番組「すまいるトレイン(9:00~13:00)」のコーナー「音楽のある暮らし(11:20~)」の3月28日(土)放送分より、お話をさせていただこうと思います。


今回は、「リトミック」についてのお話。

子どもの能力を開発する音楽教育法として、世界各国で応用されているリトミック。子を持つ親なら誰もが名前を耳にしたことがあるはずですが、実は、その内容は意外に知られていないのではないでしょうか?


リトミック(フランス語[rythmique]に由来、英語では「ユーリズミックス[eurythmics]」)は、音楽やリズムに自然に反応する人の身体能力を利用した音楽教育法です。

街を歩いているとき、テンポのいい音楽がどこからともなく聞こえてきて自然にウキウキしたり、ミニウォークマンを聴きながら歩いていると、音楽のテンポに何となく歩調が合ってしまう、というような経験はありませんか?

リトミックは、このような人の能力を利用し、幼児の能力開発や人格形成に役立てるための教育法なのです。


リトミックは、20世紀のはじめにスイスの作曲家で音楽教育家、エミール・ジャック=ダルクローズによって創り出されました。

ダルクローズは音楽教師として学生へ指導するなかで、優秀な学生を育てるためにやみくもに早い年齢から楽器の演奏訓練を強いるのではなく、①まずは音やリズムを聴き、②からだで感じて理解し、③音楽の楽しさを知る必要があり、それから楽器を演奏することによって一層の音楽センスが磨かれるのではないかと考えました。

つまり、子どもが楽器(音楽)に自発的に取り組めるようになるための前段階の基礎づくり、準備運動ともいうべき課程が必要であると考え、リトミックを生み出したのです。

現在、世界各国で応用されるリトミックはこのダルクローズが開発したリトミックが主流で、「ダルクローズ音楽教育法」とも「ダルクローズ・リトミック」ともいわれ、音楽教育の分野だけではなく幼児教育や障害児教育、演劇やダンスの分野にも取り入れられています。


では、なぜリトミックが広く取り入れられているのでしょうか?

リトミックでは、

①いろいろな音楽を【聴く】・絵や道具を【見る】
 ↓
②五感を働かせて【感じる】
 ↓
③あたまで【考える】
 ↓
④からだの動きや声、音で【表現する】

この一連の動作を繰り返し行います。

さまざまなカリキュラムをもとに、からだ全体の動きや一部の動き、またタンバリンやカスタネットなどの易しい楽器やスティック、カラーボード、フープといった教具を用いて、①~④の動作を行います。

そして、
●【聴く】【見る】ことによる集中力
●【感じる】ことによる感受性
●【考える】ことによる判断力
●音感やリズム感
を養い、情操(素直に感動する心)を育てていきます。

幼児期の子どもの潜在能力を早い時期から引き出し、子どもの人格形成に大切な役割を果たします。ですので、さまざまな教育現場で応用される訳ですね。


続きは次回にて・・・


ピアノショップ沼津のリトミック「わく わく さーくる」「WAKU WAKU CLUB」
詳しくはこちらhttp://www.pianoshop.co.jp/school/rythmique.html


<2歳児クラスのレッスン風景(ピアノショップ沼津 沼津センター)>




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