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前回の続きです。

それでは、リトミックに関するQ&Aをご紹介します。


Q.リトミックは何歳ぐらいの子どもに役に立つ?
 ↓
A.一般的には小学校入学前までの子どもを対象とした指導が多く、どの教室も特に2歳児から5歳児までの指導が充実している場合が多いようです。

Q.幼稚園でのリトミックと、リトミック教室でのリトミックの違いは?
 ↓
A.まず、指導対象となる1クラスあたりの子どもの人数や、指導者の専門性の高さが異なります。
幼稚園リトミックは、大勢の園児さんが対象となり、指導者は多くの職能のうちのひとつとしてリトミックの指導を行います。
それに対し、リトミック教室のリトミックは、幼稚園のクラスに対し少人数であり、指導者は専門職の先生が多いですので、より専門的で教育精度の高いリトミックの受講が期待できます。

Q.習い事には子どもの向き、不向きがつきものだが、リトミックを習うのに向き、不向きはある?
 ↓
A.ありません。子どもの反応や吸収のスピードにもちろん個人差はありますが、全ての子どもに必ず効果があり役に立つのが、リトミックの素晴らしい長所です。

Q.男の子なら、リトミックよりスポーツ?
 ↓
A.リトミックは身体能力を高めるための教育法ではありませんので、身体能力を高める目的の習い事には、スイミングやサッカー、野球といったスポーツが良いでしょう。
リトミックでは、音楽を学ぶための前段階としての教育だけに重点を置かず、集中力や判断力、想像力といった、どんな習い事をする上でも必要になる“子どもの人格”を養いますので、スポーツの前の初めての習い事としてお薦めしたいです。

Q.どんな子どもに効果がある?
 ↓
A.リトミックの創始者ダルクローズの目的通り、将来ピアノなどの楽器演奏や声楽を習わせたいという子どもには効果てき面です。
また、将来音楽を学ばなくとも、特に「集中するのが苦手な子ども」「何かを決めるのが苦手な子ども」「友達の和に入るのが苦手な子ども」には効果的です。遅くとも半年も経たないうちに効果が現れます。

Q.どんなところで習えばいい?
 ↓
A.まずは指導者のスキルの高い教室です。先生のレベルと経験値によって、子どもの成長が大きく変わるからです。
判断基準として最も明快なのは、「リトミック研究センター」の認定資格を持つ先生かどうか、でしょうか。この資格にはランクがありますので、上級の資格を持つ指導者ほど優れた指導者であると判断する目安になります。
あとは、教室の広さや設備も重要です。まずは体験レッスンやレッスンの見学を申し込み、子どもの反応を見ながら先生とコミュニケーションを図ることをお勧めします。
また、楽器メーカーや幼児教育機関などのリトミックでは、ピアノ講師など他の分野の講師が少しの訓練を受けて指導にあたるケース、リトミック本来の主旨から外れた指導が施されていないケースがとても多く、注意が必要かも知れません。


最後に、まとめ。

子どもの可能性は無限大であり、持って生まれた才能は平等です。
多くの子どもと接し、成長を見ていれば、良くわかります。

その後の子どもの成長に違いが出てくるのは、育つ環境の違いであり、子どもの能力の優劣ではありません。
年齢に合わせた一斉教育は幼児教育や義務教育で受けられますが、子どもの個性や才能を伸ばしてあげるのは、家庭教育や学校以外の教育機関の使命であり責任ではないかと思います。

子どもの立場で考えますと、今の時代は、必要をはるかに超える情報やモノ、手段に囲まれてしまい、何が正しいのか、何が間違いなのか、判断するのがとても難しい時代になったのではないかと思います。

自分自身が子どもであった頃のことを考えると、つくづくそう思います。

何かをするにも、自分で考え自分で工夫をしなくても、なんでも簡単に手に入ってしまう時代に、親が不安を感じ、子どもが子どもらしく育ってほしい、真っ直ぐに育ってほしいと願う気持ちを強めるのは当然ではないかと思います。

100年前に生み出されたリトミックは、今この時代だからこそ、子どもにとって無くてはならない教育法なのです。

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