
移転先URL:http://ameblo.jp/pianoshop-numazu/
引き続き、ご愛読をよろしくお願いします

『ローランド・オルガン・ミュージックフェスティバル』は、ローランド・ミュージックスクールが開催する年に一度の電子オルガンのコンクールです

詳しくは、こちらをご参照下さい⇒ローランド・ミュージックスクール・ウェブサイト
“電子オルガン”とは、パイプオルガンやシアターオルガンに源流を持つ、家庭用や演奏用として使用される多段鍵盤式のオルガンをいいます。
ヤマハ製は“エレクトーン”、カワイ製は“ドリマトーン”そしてローランド製は“ミュージックアトリエ”という商標がついています

<ローランド/ミュージックアトリエ AT-900C>
一般的に普及するものは、鍵盤が3段に分かれており、主に上鍵盤でリードやソロ、下鍵盤でコードや伴奏、足鍵盤でベースを演奏します。
ドラムパターンやシーケンサー、ありとあらゆる楽器の音色が内蔵されており、演奏者ひとりでどんなジャンルの音楽でも表現することのできる、万能な電子楽器なんです。
演奏者は、イスに座って両手と両足を使って演奏をします




今年の神静地区大会へは、ピアノショップ沼津音楽教室に所属する先生、生徒さんから19名が選出されて出場されました。
そして、結果は・・・


入賞のみなさん、本当におめでとうございます


さっそくポスターを沼津センターに貼り出しました

神静地区は実績のある優れた指導者が多い地区で全国有数の激戦区なのです。
今年も会場でほぼ全ての演奏を聴きましたが・・・今年も優秀な生徒さんばかりで、どの部門もレベルの高いコンクールでした。
その中で、ほんとうにほんとうに、素晴らしい結果です

子どもたち、本当によく頑張りました


惜しくも入賞しなかったみなさんも、入賞まで紙一重だったと思います。
ほんとうにお疲れさまでした

ご指導いただいた先生方も、たいへんお疲れ様でした

来年もまた、生徒さんと一緒に入賞を目指して頑張ってください




早く過ごしやすい季節が来て欲しいですね

今回は、子どもの音楽教室について、よくあるご質問とご回答をしたいと思います

芸術の秋はもうすぐやってきます

さあ、この秋から音楽教室にチャレンジしてみましょう


【Q1】
音楽教室に通うと、どんな効果がある?
【A1】
音楽力や演奏能力を身につけることを通じて、感受性や表現力、自立性や礼儀、忍耐力、優しさや思いやりといった、情操教育や人間教育が期待できます。
また、幼少時に音楽を身体にすり込ませることは、人生を音楽とともに過ごすベースを作ることになり、心豊かに人生を過ごす助けとなることでしょう。
【Q2】
どんなコース(科目)がある?
【A2】
ピアノ、電子オルガンなど鍵盤楽器のコースが主流です。
他の楽器(管楽器や弦楽器、打楽器)を演奏したい場合、小学生以下の子どもの身体能力では演奏するのに難がある場合が多いですし、ある程度の音楽力がないと正確なピッチ(音階)やリズム(拍)は奏でられません。
鍵盤楽器は子どもの身体能力でも正確なピッチやリズムを発音することができる楽器です。
末永く音楽や楽器とお付き合いができるようになるためには、まずはピアノやオルガンで音楽に親しんで、基礎を養う必要があります。
また、幼児期より音楽教室に通わせたい場合は、リトミックのコースを受講されると良いでしょう。
【Q3】
レッスンの内容は?
【A3】
大きく分けて、個人レッスン(先生とのマン・ツー・マン)と、グループレッスン(先生1~2名に対し生徒さんが8名以上)があります。
レッスンのサイクルは、個人レッスンが毎週30分、グループレッスンが45分~60分のレッスンが一般的で、祝祭日や大型連休、年末年始は休講となりますので、年間のレッスン回数は40回前後が一般的です。
レッスンを続けられるかどうか様子を見たいという場合はグループレッスンも良いですが、子どもにあわせた指導や、少しでも長く続けて欲しいと期待されるならば、最初からグループレッスンは避けたほうが良いでしょう。
【Q4】
どんな教室がある?
【A4】
大きく分けますと、①楽器店(メーカー)の運営する音楽教室の店舗、②個人教室、③音楽教室のみの店舗、があります。
それぞれの特徴を紹介します。
① 楽器店(メーカー)の音楽教室
・教本やミュージックデータなど、楽器メーカーが編纂する教育ソフトが豊富。
・メーカーにより全国規模で運営されており、発表会、コンクールやオーディション(級の取得)などの行事が充実している。
・講師はメーカーの認定資格を持っており、同じ教室(店舗)のなかでは先生による指導の差は少ない。
・ただし、メーカーや楽器店によって、指導内容や指導力、ポリシーや雰囲気などに違いや差があるため、無料体験レッスンなどの機会を利用して複数の教室をよく比較されることがポイント。
② 個人教室
・メーカーや楽器店に所属されている先生も多いが、基本的には先生によって個人運営されており、アットホーム。
・先生によって指導内容や指導力に大きな差があるため、良い先生と出会うことがポイント。
③ 音楽教室のみの店舗
・メーカーなどの組織に属さず、独自のポリシーで運営される教室が多い。
・指導内容は講師に一任されている場合が多いため、これも良い先生との出会いがポイント。
【Q5】
何歳から習えばいい?
【A5】
ピアノやオルガンは、早い場合は幼稚園年中~年長から始めることができます。
もっと早い教育を期待される場合は、まずリトミックで準備教育を受けられると良いでしょう。
リトミックのコースでは、0~1歳から受講できるコースもあります。
ただ、メーカーのリトミックは、その後にピアノやオルガンのグループレッスンに編入する流れになっている場合が多いですので、その前提で受講されると良いと思います。
【Q6】
どうやって教室を選ぶ?
【A6】
ご自宅からの距離や、根拠の無いイメージで決めてしまうのは、良くありません。
まずは、心当たりの音楽教室の情報をWebや電話、教室の店頭などで集めてみましょう。
ママ友だちの口コミ情報も、一つのご参考にされると良いです。
そのあとは、体験レッスンを申し込みます(ほとんどの教室は、無料で体験レッスンを受講できます)。
そして、複数の教室や先生とコミュニケーションを図り、子どもの反応をみて、選択されると良いと思います。
子どもにとってどの教室が良いかは、二ヶ所以上の教室や先生を見れば、おのずと判断できるものです。
子どもが音楽とともに生きることができるかは、音楽教室選びで決まると言っても過言ではありません。
子どもには環境を選ぶ能力がありませんので、子どもに最適な環境を選ぶことは、親の大事な責任となってきます。
皆さまのお子さまが、音楽とともに心豊かな暮らしを送られますことを願って、今日のお話を終わらせていただきます

本日も最後までお読みいただき、有難うございました


会場は多くのジャズファンや関係者の皆さまにご来場いただき、満員となりました

ご来場いただきました全ての皆さま、本当にありがとうございました

良いお客様と、良いステージ環境のなかで、出演者も本当に楽しく演奏させていただくことができました

左より、池見宏美さん(Organ)、恒川久徳さん(Drums)、そして一人飛ばして

ゲストプレーヤーの池見宏美さん(オルガン)に進行役を務めていただき、2部では木下有子さん(オルガン)とともにアツく、そしてメロウな名演を披露していただきました

今回の、出演メンバーです↓ ↓ ↓
上段左より、佐野久乃さん(Organ)、そして一人飛ばして

下段左より、清水奈美さん(Organ)、小林夕夏さん(Piano)、池見宏美さん(Organ)、木下有子さん(Organ)
出演メンバーの皆さん、スタッフの皆さんへ。
素晴らしいメンバーとともにLIVEを行えた事は、本当に光栄でした。
本当にお疲れ様でした



いや~、夏真っ盛りです
夏といえば、“JAZZ”誰が何といっても“JAZZ”です
ということで・・・
来る8月22日(日)、オルガンジャズを核にしたジャズライブ“JAZZ ORGAN LIVE 2010 in NUMAZU”を開催します
(拡大画像はこちら)
オルガンジャズとは、三段鍵盤のオルガンの演奏を中心とした、ジャズの演奏形態です。
オルガン奏者が上鍵盤でリードやソロ、下鍵盤でコードやベース、足鍵盤でベースを一人で演奏し、管楽器やギター、ドラムとのアンサンブルでジャズを演奏します
優雅でゴージャズ、そしてトリッキーなオルガンサウンドが何といっても魅力で、ジャズに造詣のない方でも聞きやすいサウンドであるのが特徴なんです。
アーティストでは、ジミー・スミスが有名です
YOU TUBEなんかで数多くアップされていますので、ご覧になってみてください。
今回は、ピアノショップ沼津音楽教室の講師からの精鋭メンバー4名に加え、
ゲストにオルガニストの池見宏美さん、木下有子さん、
ドラムに恒川久徳さんをお迎えして、お届けします
● 日時
8月22日(日) 開場17:30 開演18:00
● 協賛
財団法人 ローランド芸術文化振興財団
● 会場
ブケ東海沼津 2階Kanon(カノン)
● チケット(税込)
一般 3,000円 中高生 1,500円 ※ドリンク別途(ご注文されたい方のみ、会場でご注文いただけます)
チケットは、こちら の用紙をプリントアウトのうえFAXにてお申込みいただくか、ピアノショップ沼津フリーダイヤル(0120-790-205)にてお申込み下さい。
定員となり次第、お申込みを締め切らせていただきますので、あらかじめご了承下さい。
● 演奏予定曲
馴染みのあるスタンダード・ナンバーを、それぞれの演奏者のオリジナルアレンジでお届けします
詳しくは、上のチラシの裏面をご参照ください
そして・・・
このLIVEで、話題の最新鋭ピアノ【Roland/V-Piano】が沼津発上陸
どんなサウンドを聴かせてくれるのかも、見どころの一つです
ローランドのオフィシャルホームページにもLIVE情報がアップされています(→ こちら)
ジャズに造詣の深くない方でも、ジャズを楽しんでいただけるライブです。
会場ではアルコールやソフトドリンクもお飲みいただけます(1グラス400円~)
ぜひ、会場へ足をお運びください

ベヒシュタインピアノの特徴を挙げてみます。
① 透明度の高い響き
どこまでも透き通った、透明感のある音。
スタインウェイ&サンズ(アメリカ)の剛健で太い響きとは対照的な、繊細で優美なヨーロッパのピアノサウンドです。
② 音色変化の豊かさ
硬い音から柔らかい音までのレンジが広く、色彩感が豊かな音。
ピアノは、弾き方(指やひじの使い方、打鍵のストロークや速さなど)で音の硬さ、柔らかさを変化させることのできる楽器です。
演奏法に熟練していなくても、演奏するときの気持ちの込め具合で音色は変わるものですよね。
ベヒシュタインのピアノは、初級者の方でも、お子さまでも、強弱だけでなく音色に変化をつけて表現することが意識できるピアノです。
アップライトピアノでも音色変化のレンジが広いですので、演奏する楽しさを再認識できるピアノであると思います。
③ 音の立ち上がりが早い
鍵盤を弾いた直後から音のピークまでの時間的な到達が速く、反応の良いピアノです。
ペダルを踏み込みながら複雑な旋律を重ねたときでも、一音一音が埋もれず、にごらずに、はっきりと表現できます。
④ 耐久性が高い
ピアノ職人の手作業による伝統工法と厳選された材料により、量産ピアノとは一線を画す安定感と耐久性を誇ります。
現在の国産量産型ピアノの寿命は30年~40年といわれていますが、ベヒシュタインのピアノは100年以上の寿命を持つものが多いです。
⑤ ラインナップの豊富さ
ハイエンドクラスの“コンサートシリーズ”から、中間グレードの“アカデミーシリーズ”、エントリークラスの“ホフマン”と、幅広いラインナップを持ち、そのどれもがドイツ工場またはチェコ工場で生産された“純ヨーロッパ製”です。
グランドピアノだけでなく、アップライトピアノも豊富なラインナップを持ち、“ホフマン”シリーズのモデルは、国産中級グレードと同等の予算から手に入れることが出来ます。
クラシカルなデザインからモダンなデザインまで、デザインのバリエーションが豊富なのも魅力です

良いピアノを求めるあまり、楽器店さんの推奨のままに家庭内の限られたスペースにグランドピアノを設置したものの、ピアノの音量が大きい(響きすぎる)がために結局は満足に演奏が楽しめない・・・というようなお悩みのご相談を、これまでに多くお受けしました。
これまで国産メーカーが固執してきた良いピアノの考え方、つまり“良いピアノ=グランドピアノ”という考え方は、響きを得るためのスペース(広さ)があって初めて成立します。
ベヒシュタインのアップライトピアノをお弾きいただくと、ピアノに必要なのは音量やダイナミクスではなくて、表現する為の音色やタッチ、または演奏者がその目的意識を持つ事であることを、再認識していただけると思います。
生涯のピアノをお探しの方、ぜひベヒシュタインのピアノをお弾きになってみてください



スタインウェイ&サンズと並ぶ世界のピアノメーカーの権威で、ヨーロッパの代表格メーカー“ベヒシュタイン”。
その歴史と魅力について、お話します。
時は、中世のヨーロッパ。
各国で市民革命が起こり、絶対王権の時代から市民階級の時代へ移り変わり、ピアノも上流階級から市民階級へ普及していきます。
また、18世紀後半にイギリスより始まった産業革命によって工業技術が進歩し、イギリスやフランス、ドイツでピアノの生産技術も飛躍的に進化します。
そして、ピアノ音楽が大衆化し、クラシック音楽でいう『ロマン派』の時代に入り、ショパンやリスト、シューマンなどの活躍とともにピアノ音楽が全盛を迎えます。
ベヒシュタインが誕生したのは、そんな時代。
ドイツのピアノ職人、カール・ベヒシュタインによって、ベルリンで創業します。
寄寓にも、スタインウェイがニューヨークで創業したのと同じ年でした。
<創業者カール・ベヒシュタイン>
カールは、リストやドビュッシー、フォン・ビューロといった時代を築き上げた音楽化との親交を図り、それらの音楽家の要求に応えるピアノを開発していった結果、唯一無二の優れたピアノを製作することに成功。
発展途上にあったピアノのメカニズムを進化させ、ロマン派以降の音楽家に与えた影響や音楽的貢献は計り知れません。
<1800年代後半のベヒシュタイン>
その後も多くの音楽家の高い評価を得て、一大ブランドとしての地位を確立したのでした。
1900年に創業した日本楽器製造(現ヤマハ)が、河合小市氏(後の河合楽器製作所の創業者)らの技術チームをベヒシュタイン社に派遣して技術を習得し、その後のピアノ製作の模範としていた事実を考えますと、日本のピアノの“親”ともいうべきメーカーであると思います。
しかし、第二次世界大戦で、ドイツは敗戦国となります。
空襲によりベヒシュタインの工場は破壊されてピアノ製造はストップ、戦後処理の中で連合軍の管理下に置かれます。
1940年代の終わりにベヒシュタインは徐々にピアノ製造を再開していきますが、アメリカのボールドウィン社に経営権が移り、ボールドウィン社の主導の下でピアノ製造を継続していきます。
そして、1986年。ベヒシュタインにとって大きな転機が訪れます。
ドイツのピアノ製作者の手によって、経営権がドイツ人の下へ戻されたのでした。
ドイツ国内(ザクセン州ザイフェナースドルフ)とチェコ(フラデツクラロベ)に工場を設立し、戦後より着実に復興してきたベヒシュタインは、名実ともに復興を遂げたのでした。
その後もシュナーベル、ケンプ、ホルヘ・ボレットや、フジ子ヘミングなど、多くの名ピアニスト達が、ベヒシュタインとともに音楽史を歩んでいます。
(次回へ続く・・・)
ベヒシュタイン社オフィシャルWEB(日本語):http://www.bechstein.de/

沼津には多くの海水浴場がありますが、どこも人で賑わっているんだと思います

さて、今日は前回の続きよりお話しします。
ピアノ選びのタブーについて。
これは、なるべく避けて欲しいです

● ブランドイメージで選ぶ
国内の人件費や材料費の高騰から、現在では国産有名メーカーであっても海外生産を余儀なくされており、有名メーカーのカタログやウェブサイトに掲載されているピアノであっても、予算と性能がつりあわないピアノが多いのが現状です。
馴染みのあるメーカーであるからといって、一概に良いピアノとは限りませんので、根拠の無いブランドイメージでピアノを選ぶのはタブーです。
● 先生や調律師のアドバイスを過信する
日本のピアノ産業は、音楽教室の先生や調律師さんによる斡旋によって成長したといっても過言ではないほど、メーカー主導のもと先生や調律師によって拡大してきた業界で、現在も然りです。
メーカーの音楽教室に所属される先生や調律師さんは、自社ブランドには精通しておられても、自社ブランドを斡旋しなければならない立場上、他メーカーや他店との公平な比較やアドバイスは、無理な相談です。
第一、たまたま入会した音楽教室を運営するメーカーのピアノを、先生や調律師さんが判を押したように斡旋する業界のシステムには、断固反対

ピアノは教材ではなく楽器であり、楽器は演奏者の分身であり、オーナーが嗜好をもって決め、愛奏する文化財産です。
演奏する人に個性があるように、ピアノにもそれぞれの個性があります。
それぞれの相性をプロの目線で公平に、適切に判断し、アドバイスを加えることが楽器提供者の責務であり、売り手優先の業界のしくみによって顧客満足が削がれている現状に問題がある、と言いたいです。
● 実際に見ずに弾かずに購入する
ピアノは、外観や響き、弾き心地を確認してから購入するのが原則です。
カタログやウェブサイトでは、提供者による、そのピアノのPRポイントしか記載されていませんし、音色やタッチを確認するのは不可能です。
● ウェブサイトで購入する
ピアノという知的財産をウェブサイトで購入するのは、家屋や中古車をウェブサイトで購入する感覚に等しいです。
価格比較だけで購入してしまうと、必ず後悔してしまうのがピアノ。
調整不十分であったり(新品のピアノでも、出荷の際に然るべき調整が必要です)、アフターサービスやメンテナンスが相応に受けられなかったり、もともと正しく流通している商品ではなかったり・・・
他地方の業者さんは、表面上はアフターサービスを保証されていても、実際問題、満足なアフターサービスを実施するのは不可能です。
結局は、人脈のある調律師さんへその後のアフターサービスを“丸投げ”されて、あとは個人経営同然の調律師さん任せ・・・というのが現状。
● オークションや新聞紙面の「売ります・譲ります」のピアノ
ネットオークションに出品されるピアノには、店頭の売れ残りや長期在庫品、B級品が見受けられます。
値引きには、必ず相応の理由があるものです。ご面倒でも、ピアノの状態を実際に確認した上での入札をお薦めします。
また、個人売買の場合も、然るべき調整がなされまいままの「現状渡し」で譲り受ける場合がほとんどであり、その後の修理コストを考えると・・・となります。
とまあ、いろいろ書かせていただきました。
これからピアノの購入をご検討される皆さまに、少しでもご参考いただければ幸いです

見苦しい文面、最後までお読みいただき有難うございました


沼津もまだまだ梅雨の真っ最中で、ジメジメした毎日が続いております

今日は、良いピアノを選ぶ為のポイントについて、お話をしたいと思います

まずは、“良いピアノ”の条件について、考えてみます。
① 楽器としての性能が高い
何をさておき、ピアノは楽器です。
サウンド(音質)や弾き心地(タッチ)において、納得ができるピアノを選ばなければなりません。
ただし、良いと思う音質やタッチは人によって異なりますので、判断するには出来るだけ多くのピアノを弾いて音を聴き、比較検討してみると良いと思います。
② 演奏者との相性が良い
どんな楽器でも、演奏者との間に相性があります。
ピアノも例外ではなく、お子様であっても相性があるのです。
むしろ、お子様の方が大人よりも音に対する感覚が鋭く、ウチのショールームにご来店いただいたお客様でも、2台以上弾いていただくと、どちらの音の方が良いかはお子様の方が判断できる場合が多いです。
ただし、初級のお子様の場合、タッチの軽い鍵盤を選びがちですので、楽器店の店員さんなどとご相談いただき、将来の成長も考えながら選ぶと良いと思います。
③ 財産としての愛着を持てる
ブランドやデザインなど、家族で愛着を持てるピアノ、ということです。
演奏する本人だけでなく、家族で愛着を持って付き合っていけるピアノかどうかで、ピアノを所有する満足感も断然違ってきます。
そのモデルの特徴、メーカーのポリシーや歴史など、いろいろ調べてみますと更に愛着は増すものです。
では次に、ピアノ選びの手順について、アドバイスしたいと思います。
① 情報収集
まずは、情報収集です。
ウェブサイトや楽器店の店頭などで、情報を取ってみましょう。
ウェブサイトは、メーカーや楽器店のウェブサイトで、現在流通しているピアノを調べてみてください。
ただし、私設サイトの情報や掲示板の書き込みは、投稿者が意図した、故意に偏った情報が多いですので、あまり信用しないほうが良いかも知れません。
また、楽器店の店頭でカタログを集めたり、店員さんから情報を聞いてみてください。
教室の先生や調律師さんから情報を取られる場合、それぞれ取引関係のあるメーカーに偏ってピアノをお薦めになられますので、そういう前提でお聞きになってください。
② 商品を見る
次は、商品選びとお店選びです。
ピアノは専門性の高い楽器であり、ピアノの先生や演奏家であっても公平な判断が難しい楽器です。
良いピアノを選ぶ為には、まずは公平で専門的な目線で適切なアドバイスをしてくれる販売窓口が不可欠です。
また、ピアノは購入してからのお付き合いが非常に長いため、メンテナンス(調律)や保証の内容が充実しているかどうかも重要です。
ピアノは、調律の技術レベルによって、寿命やコンディションが上がることもあれば、下がってしまうこともあります。
そのピアノに合わない調律が繰り返されてしまい、もとの個性を完全に変えられてしまっているピアノも多く見受けられます。
ですので、“ピアノを選ぶ”と同時に“店を選ぶ”意識を持つことも必要です。
楽器店に足を運ばれる際は、一店舗だけで簡単に決めてしまわずに、必ず複数の楽器店に足を運び、少しでも多くのメーカー、機種を実際に見て、弾いてみてください。
比べてみれば、音やタッチ、デザインの好みは自ずと判断できるものです。
弾けない方でも、店のスタッフにデモンストレーションをお願いすれば、ピアノの音色は耳で確認できます。
ただし、楽器店さんが特定メーカーの特約店さん、直営店さんの場合、自社ブランドの商品を斡旋し(当たり前ですが)それ以外のメーカーや販売店の偏った反対広告をされるケースもありますので(同業者として、何とも嘆かわしいです

③ 機種と予算を決める
購入する機種を決めて、いよいよ販売窓口に条件交渉です。
ご自宅への納入のための運賃も楽器店によってさまざまですので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
前述の通り、購入後のアフターサービスや調律についても(保障期間や調律料金、内容など)必ず確認しておいてください。
下取り品をお持ちの場合(お持ちのピアノから買い換える場合)、査定基準も楽器店によってさまざまですので確認が必要です。
次回は、ピアノ選びのタブーについて、お話しします。

ジメジメして、うっとうしい毎日が続きます。
湿度が上がり過ごしにくい季節・・・実は、ピアノにとって良くない季節なのです

以前こちらのブログ記事でもご紹介しましたが、ピアノの故障原因の多くは湿気によるものであり、湿気はピアノの大敵なのです


ピアノの部品の多くに、木材が採用されています。
木材は、湿気が多くなると膨張し、乾燥すると収縮する性質を持っています。
ピアノの内部部品には、木材部品が精巧にかみ合わさっている箇所が多いですので、湿気によるほんの少しの寸法変化で、動作不良を起こしてしまう箇所がいくつもあります。
湿度が高い状態が続きますと、鍵盤が下がったまま戻らない、鍵盤を押しても音が出ないなど、鍵盤やアクション(鍵盤の動きを弦に伝えるしくみ)の動作不良を引き起こしてしまいます

また、湿度が高い状態が続くと、ハンマー(弦を叩く部品)などフェルト材が痛んでしまったり、ピアノのハコそのものの音響が悪くなったりしますので、響きがこもってしまったり、あるいはキンキンに硬くなったりしますし、響きそのものがヌケの良くない音になり、タッチのキレが悪くなってしまいます

とにかく、湿度が80%を超えた場合は、要注意

エアコンや除湿機などで、雰囲気の湿度を下げる工夫をしていただくと良いです

また、湿度が適当(40%~70%)な晴天の日には、窓とピアノの上面のフタ、鍵盤のフタを開けて、ピアノ内部の空気の入れ替えをしてみると良いです

ただこれは、しょっちゅう開けたままですとホコリが入り込んでしまいますので、せいぜい月に数回、数時間程度で結構です

もちろん、雨の日はなるべく窓を開けないようにした方が良いです

あと、夏場のエアコンのご使用ですが、急激に室温を下げるとピアノの内面で結露が発生し(冬場の暖房で窓ガラスに水滴が発生するのと同じです)、これも良くありません

ですので、ピアノの部屋でエアコンを使用する際は、徐々に、段階的に設定温度を下げるようにクセをつけていただくと良いと思います

日常の心がけで、ピアノの寿命やコンディションは大きく変わってしまうものです。
湿気の多い時期・・・ピアノのこと、ちょっと気にしてみて下さい
